北海道には何故【北海道限定焼きそば】が多いのか?
佐藤です。
今回は私の地元・北海道のインスタント焼きそば事情について書きたいとおもいます。
北海道で焼きそばといえば、マルちゃん・東洋水産さんの「やきそば弁当」が有名ですね。
北海道ではかなりのシェアを誇るカップ焼きそばで、他のメーカーが太刀打ちできないと言われるほどです。
道内では、タカアンドトシさんがCMをしていることでお馴染みです。
近年はフレーバー展開が著しく、「濃厚甘口」「たらこバター風味」「ちょい辛」など、新しい味を多数展開しています。
2014年末、ペヤング焼きそばが回収されたとき、東京にも入荷されたことで話題になりました。
焼きそばを戻したお湯を捨てずに中華スープを作るというのが、東京の人には衝撃的だったようです。(やきそば弁当にはソースの他に、中華スープの素が入っています。)
今も東京でやきそば弁当は売っているのでしょうか?
テレビや雑誌で紹介されることも多いので、ご存知の方は多いかと思われます。
しかし、北海道には更にもうひとつ、永年愛されるロングセラーやきそばがあるのをご存知でしょうか?
「コック長」と書かれた中国人らしいキャラクターのイラストが印象的な、レトロ感漂うパッケージデザイン。
北海道民には見慣れたパッケージです。
テレビCMなど、派手な広告展開をしている印象はありませんが、北海道では何十年も食べられています。
袋麺で、フライパンで軽く炒めるだけで簡単に食べられます。
その特徴は麺自体に味がついているということ。
「チキンラーメン」のやきそば版、といえばわかりやすいでしょうか。
「この味がいい!」という熱狂的なファンに根強く支えられています。
北海道では「やきそば弁当」派と、「ホンコンやきそば」派に二分されます。
そんな超強力・二大シェアに対抗すべく、他メーカーも「北海道限定」のやきそばを今までもいくつか出してきましたが、なかなかシェアを奪う事は難しく、販売を終了していくのが現状です。
北海道で根強く支持されるソウルフード・インスタントやきそば。
ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。