北海道旭川もカラス被害が深刻!カラスから身を守るには?
佐藤です。
私は五年間神奈川にいたのですが、最近北海道の旭川市に戻ってきました。
すると、カラスがかなり増えていることに気がつきました。
近所の公園に行ったら、芝生にやたらと黒いゴミが大量に落ちているな…と思ってよくみたら
全部カラスだっただったことに気づいてゾッとしたことがあります。
これは2010年に放送された北海道ローカルのニュース映像ですが、その頃から既に旭川の市街地にカラスが増えていたということですね。
市街地はゴミがよく落ちているのでエサに困らないし、ビルで寒い風が凌げて熱がこもっており、天敵もいない。
カラスにとって山よりも市街地のほうが安全ってことなんでしょうね。
北海道ですから木もいっぱいありますし…
先程近所のスーパーに買い物に行ったら、今まで無かった新しい貼り紙が入口に大量に貼り出されていました。
カラスが買い物袋を狙っているそうです…
最近買い物客からのカラス被害を訴える声が激増したんでしょうね。
木の近くでカラスに襲われたという声はいままで聞いていましたが、買い物袋を狙われるというのは初めて聞きました。
先程のニュース映像でも、カラスとの共存を目指してゴミ捨て場はカラスが来ないように工夫したり、カラスのエサになるようなものは極力街から排除したりといった活動を地道に行ってきたので、
市街地でもとうとうエサの無くなったカラスがついに人の持ち物まで狙うようになったということですね。
カラスに襲われないようにするには?
といっても、昨日のNHK Eテレの番組「2355」でやっていた内容そのまま受け売りですが(笑)
カラスの中でも人を襲ってくるのは一握りの勇敢なカラスだけなんだそうです。
なので、滅多に人を襲うことは無いんだそうですが、
近くに卵や雛がいる場合は、親ガラスが襲ってくることがあるそうです。
(最近は人が持っている食べ物も取ろうとしてきますが…)
雛が近くにいた場合は、そこに近づかずに遠回りするようにしましょう。
また、カラスは正面からは襲ってきません。
必ず人の背後から、後頭部を狙って蹴って来ます。
カラスはしっかり人の後頭部を認識して狙ってくるのですが、
帽子を被ると後頭部が認識できないので、混乱して狙えないのだそうです。
もしカラスが多い場所に行く場合は、帽子を着用したほうが安全そうですね。
最近、北海道の市街地でカラスが急増して被害の声が多くなってきたので調べましたが、
北海道に限らず全国的に言えることでしょう。
これからの季節は、なるべく帽子をかぶってできるだけカラスの巣がありそうな場所には近寄らないほうが良さそうです。
しかし、最初のニュース映像の話に戻りますが、旭山動物園でカラスを展示してるなんて知りませんでした。
昔、野生のカラスが冬になるとホッキョクグマの背中に立ち、巣に使うためにホッキョクグマの毛をついばむんだそうです。
それを痛がったホッキョクグマに手で振り払われるのですが、
さすがにパワーがありすぎて一撃でやられてしまうんだそう。
なので、冬場はホッキョクグマのゾーンによくカラスが何羽か落ちているんだそうです。
こういう話を聞くと、嫌われもののカラスでもなんだか哀愁を感じてきます。
是非、一度展示されているカラスを見てみたいですね。